2023SSEssence

2023/06/29

vol.10【カーディガン】Tシャツに似合う夏アウター
|エディター小林文「BEIGE,の奥深きシンプル」

年々、夏が好きになっていく。…というより、昔が嫌いすぎたのかもしれません。嫌いだった時期はハッキリしていて、学生時代と会社員時代。汗でベトベトになりながら体と体を密着させて、半ばヤケクソで「GO! FIGHT! WIN!」と叫んだり、外まわりからデスクへ戻る際のトイレで、ストッキングと靴のなかで納豆を炊いたような臭いをさせた足に消臭スプレーを吹きかけたり…。はー…、今思い出すだけでもクラクラしてきます…。

絶対にあの夏には戻りたくないな…その一心で、今はまったくもってノンスポーティ、ストッキングとも軽く10年は疎遠の生活を送っています。そして、汗と臭いのストレスから開放されたら、びっくりするくらい楽しいだけの夏を満喫中です。

人間の体ってすごいもので、そんな生活が続くと汗をあんまりかかなくなるんですね。それどころか、“冷え性”の意味までわかるようになりました。今も猫背になりながら、この原稿をスターバックスで書いています。

女性誌が毎年組む“夏の羽織りもの”特集、あれについても懐疑的でした。本当に需要あるの?と。今ならわかります、めちゃめちゃ大事!夏の羽織りもの。

…というわけで、真夏を前に、私もBEIGE,の夏アウターを紹介させてください。

まずは、ざっくりとした網目のカーディガン。綿を麻のような風合いに加工したドライなカーディガン。


夏の羽織り=薄手、と思いがちだけれど、Tシャツやタンクトップなど薄着になるからこそ、ある程度地厚な羽織りものが便利。重ねると、単なる羽織りではなくコーディネートとしてメリハリが効く。かっこよくきまる!


ネイビーと白を編み込んだ糸のこちら。濃色のはずなのに、網目から肌がのぞいたり白のメタルボタンの効果だったりで軽やか。同じデザインでもウールならクラシカルになりそうですが、ドライな素材感なのでキリリとクールです。

薄手アウターをご所望のかたにはこちらを(全体像は上にスクロールしてトップ画像を参照くださいね)。


こちらは上のカーディガンとは反対に、細番手の糸を使用していて網目が詰まっている。シャリっとした感触、着るとふんわり風をはらむフォルム。今どきのかき氷(頭がキーンと痛くならないタイプ)のような、そんな清涼感です。

カーディガンタイプには極小のボールボタン、パーカータイプには極細ファスナー、繊細な生地にさりげないツヤ感を添えています。

効きの良すぎる冷房対策に、強すぎる日よけに、単調になりがちな夏の装いのアクセントに…。体に無理を強いることなく夏を楽しむアウターは、重宝するでしょう。

今回で2023SSシーズンのコラムはおしまい。次回は8月上旬、“フレンチシック”をテーマにした2023AWシーズンでお会いしましょう! vol.1は「レースブラウスとデニム」の予定。腕も脚もとおしてきましたが、とっても素敵でしたよ〜! お楽しみに♡


メッシュカーディガン / ¥39,600(税込)
シアーカーディガン / ¥31,900(税込)
ニットパーカー / ¥35,200(税込)

ラップスカート / ¥35,200(税込)




【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして主婦の友社『GISELe』、講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。