2023AWEssence

2023/10/12

vol.6【主役ボトム】衣替えに迷うとき「まず下から」
|エディター小林文「BEIGE,の奥深きシンプル」

10月に入り、ようやく、本当にようやく涼しくなりました。…というか、先日は急に寒くなりすぎて、冬用のウールのパジャマをひっぱり出して、床暖房までつけて、生後10か月の息子を抱いて…精一杯の暖をとっていました(笑)。

なんでしょう…35歳を超えたくらいから急激に寒がりになった気がします。

運動部に所属していた学生時代はチームいちの暑がり・汗っかきで、どう夏を乗り切るかが一年の最大の関心事。もっとさかのぼって、小学生のとき。家から持っていく水筒の麦茶、どれだけ冷たくできるかを研究していたな。いちばん仲のよかったTちゃんのおうちのお茶は毎回キンッキンで(もうお茶の味がわからないくらいに)、体育のあとは少し分けてもらったりもしていたな。どうやってあんなに冷たくして持ってきていたのか、教えてもらったような気がするけれど、もうさっぱり覚えていません(笑)。

コンビニで買うお茶はもっぱら温かいほうじ茶になった38歳の秋、衣替えを少しずつ進めています。私のオススメは「まずはボトムから!」です。

秋風が吹くと焦ってトップスを厚手にしがちですが、そうすると微妙に暑い。駅に着くまでに微妙に汗をかく。いや、早歩きだと汗だく…!

そこでトップスは薄手にして、ボトムを秋冬ものにスイッチしてみることにしました。するとどうでしょう。ちょうどいい〜〜!!


たとえば、こんなセット。トップスは細番手の糸を使った繊細な薄手のリブニット、ボトムはヒップの形をあらわにしない、しっかり厚手ジャージーのタイトスカート、またはツイードのスカートやワイドパンツ。

特に、ツイードなどしっかり厚手でわかりやすく季節感の出るボトムは、秋いちばんに着るとかっこいい!


ツイードと言っても、キラキラ華やかな系統ではなく、拡大すると斜めにエクリュとグレーの糸がはしっていてシックなタイプ。あまく織っているそうで、厚手ですがふんわりした風合いです。

タイトスカートもワイドパンツも、ウエスト部分を黒のフェイクレザーでトリミングされていて、ほんのりモード。薄手ニットをインしたときに見えるウエスト部分って、意外と落としどころに迷いますが(ベルトをするorしないとか)、これは着てそのまま、インしてそのまま、きまります。

最後に足元。

25℃前後をうろうろしている今の東京の気候だったら、コンバースなどキャンバス地のスニーカーもよさそう。ツイードパンツの裾との素材差が秋ならでは。スカートの場合は、足首丈くらいの短めソックスにスニーカーまたはローファー。タイツをはくとすっかり冬感が増しますが、ソックスなら寒々しくも暑苦しくもなく、スカートをはくことができます。

気温差が激しかったり、年末までの逆算がはじまったり、息子が保育園から流行りの風邪をもらってきたり、花粉がとんできたり……ああ秋って忙しない、そしてきっと短い。しっかり下半身からあたためて、めいっぱい秋服を楽しみたいものです。





ハイネックトップス/¥22,000 (税込)
タイトスカート/¥33,000 (税込)
Iラインスカート/¥46,200 (税込)
ワイドパンツ/¥52,800 (税込)





【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして主婦の友社『GISELe』、講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。