この回が公開されるのは、お盆明け。皆さん、休みボケ、していませんか？ 私は前の週に休みをとってお盆は稼働していたのですが、それでもまだうっすらぼんやりしています（笑）。

うちの家族と姉家族、二家族、総勢7名で京都へ行きました。古いお家をリノベーションし一棟貸ししているお宿で二泊三日。ホテルのように他の宿泊客がいないので、0歳児がいてもいろいろ気をつかう必要がなく、かつ安心、楽しい旅でした。

「安心」や「楽しい」は、小学生の姪たち（姉の娘ふたり）の存在も大きかった。

彼女たちにとって、うちの息子は歳の離れたいとこ。2時間の新幹線移動時も両脇に座ってあれこれ話しかけて飽きないようにしてくれたり（おかげで東京から京都までご機嫌！）、宿についたら畳の部屋でずり這いに付き合ってくれたり、お風呂の時間になったら一緒に入って体や髪を洗ってくれたり。

きっと息子が大人になってカッコつけ出しても、いとこの姉さんたちに「ついこの間までおしりが青かったのにね〜」なんて言われるんだろうな。そんなことを想像し、3人の様子を微笑ましく眺めていました。

姪の上の子は小学6年生。彼女とは、漫画『スキップとローファー』推し仲間でもあります。

『スキップとローファー』は女子高校生「みつみちゃん」が主人公の青春漫画。…なんだけれど、スポ根系でもなければキュンキュン系でもない。高校生のごくごく普通の日常、生活が話の軸。みつみちゃんが主人公ではあるものの、そのまわりの友達や友達未満のクラスメイト、先輩後輩…そのひとりひとりの物語もとっても繊細に描かれている。ほんっとうにリアル。

20年も前の高校生の自分を重ねてしまう。私もこんなことでモヤモヤしたな〜とか、似たようなこと言っちゃったことあるな〜とか…グサグサ刺さってくる。懐かしさと後悔とがドドドーっと押し寄せてくる。あのころ私のそばにこの漫画があったら…と思いながら、笑ったり涙したり。小６の姪とはグサグサはまだ共有していませんが（まだ高校生ではないため）、毎回お気に入りの爆笑シーンを共有しています。

どうしてこれほどまでにこの漫画に惹かれているか、もっと語りたいところではありますが、そろそろBEIGE,の話もしたいので（笑）、またこの続きは別の機会に。（すっかりご無沙汰なnoteで）

「スキップ」×「ローファー」くらい私的にグッとくるのが、「ツイード」×「デニム」、です。

22AWもツイードジャケットが即完売したくらい、BEIGE,のつくるツイードジャケットは名品。今回のこちらも「まだ暑いから…」と悠長なことは言わず、早め早めにチェックしておくことをオススメします。


メリノウール素材のチクチクしない単色ツイード。複数色入ったツイードも素敵ですが、単色だからこそファンシーにならない。「ツイード着てきました！」感を抑えたジャケットです。


丈や肩、襟のつまり具合がコンパクトなのも特徴。ツヤ消しのゴールドボタンや整ったフリンジのあしらいなどのディテールも含め、仰々しくないけどカジュアルに振っているわけでもない。なんともBEIGE,らしいツイードジャケットです。

だからこそ、デニムにも似合う！これは私の今季最推し宣言をしてもいいであろうデニムです。


生地はリーバイスもつくっているCONE DENIM社のもの。本格的。適度に柔らかく、深みのあるインディゴ、脚の付け根付近にはアタリと呼ばれる色落ち…。いい意味で「デニムくさいデニム」。これは今季のデニムのトレンドとしてキーワードだったりもしますし、時間をかけて経年変化を楽しむ、パリシックなデニムの条件でもあります。（“パリシック”は今季のBEIGE,のテーマです）

シルエットはハイウエストのワイド。股に少しゆとり（空間）ができるつくりで、ジャストサイズを選んでもゆるっとはいているような、そんなこなれた大人のデニム姿が叶います。

ツイードのシリーズはタイトスカートやコート未満なアウターも。


色展開はネイビー、グレー、オフホワイト。どれも気取らず気張らず、ツイードを着られる絶妙なベーシックカラーです。


…とまあ、秋の気分ムンムンで書きましたが、まだまだ暑いですね！ 来週23日に発売の『スキップとローファー』9巻は、夏休みにみつみちゃんの地元にみんなで帰る！という話のようですし、秋物しっかりチェックしつつ、よーし、私もまだまだ夏休み気分でいっくぞー！という気分でもあります！（いい大人がすみません笑）


ハーフスリーブアウター ／ ￥70,400（税込）
ツイードジャケット ／ ￥59,400（税込）
ツイードスカート ／ ￥35,200（税込）
ハイネックカットソー ／ ￥16,500（税込）
ワイドバギーパンツ ／ ￥33,000（税込）

【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして主婦の友社『GISELe』、講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。Instagram＠kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。